築40年のマンションの1室を、スケルトンにしてからのリノベーションです。
約14坪のスペースに2DKという間取りになっていました。
14坪に2DKというと、「DK」。つまりダイニングキッチンはほぼ無いに等しいスペースになってしまいます。それでも建築当時は2部屋あることが重要だったのでしょう。
しかし今の感覚では、より新しい建物と比べると非常に中途半端な空間に感じます。ただでさえ、築年数の面で不利な条件ですので、お客様には1DKの間取りを提案させていただきました。
ちなみにこちらの案件は、不動産会社の企画で中古物件を購入し、リノベーション後、販売するというプロジェクトになります。
販売を目的とするため、いかに魅力あるものにするかを主題として考えました。
つまり、新しい建物と同じ土俵に乗るよりも他には無い魅力を造る、その魅力は当社設計によるデザインです。
1DKという間取りにすることで、購入層が限定されることになる反面、余裕ある空間とデザインを獲得することができました。